YONEXバドミントンシャトルの基礎知識
バドミントンシャトルの種類
バドミントンで使う球を、シャトルと呼びます。
バドミントンのシャトルには様々な種類があるので、用途に応じて選ばなければシャトルの飛びに影響します。
バドミントン大手メーカーのYONEXで製造しているバドミントンシャトルは、大きく分けるとナイロン製と水鳥製の2種類あります。
ナイロン製シャトル
ナイロン製のシャトルは、一般的な人がバドミントンをするときに使うシャトルです。
バドミントンセットを買う時に付いている柔らかいプラスチックでできているような羽の事です。
最近のものは飛行性能も高いので、水鳥製のシャトルに近い飛び方をします。
練習内容によってはナイロン製でも十分なので、水鳥製と併用して使う事が一般的です。
水鳥製シャトル
水鳥製のシャトルは、公式大会に用いる球技用のシャトルです。
ナイロン製シャトルの性能がいくら上がっているといっても、水鳥製の飛び方とは違います。
大会や試合に出場する予定のある方や本格的にバドミントンをやる方は、水鳥製を使って練習した方がいいです。
水鳥製シャトルには、ガチョウやアヒルの羽を使用しており、ナイロン製と比べてもちょっとだけ値段が張る事も特徴の一つです。
ナイロン製シャトルの特徴
ナイロン製は、水鳥製シャトルよりも圧倒的に耐久力に優れている為、強打をするスマッシュの打ち込みやノック練習に使う場合、シャトルが壊れにくく効率よく練習することが出来ます。
ラリー中に変形等の心配が少ない為、長いラリー連数が展開できるので、様々なパターン練習などにも活躍します。
水鳥製と同様に、ナイロン製も室内温度によってシャトルの飛び方が変わるので、練習環境に合わせてシャトルを選ぶようにしましょう。
イエローグリーン 32℃以上
グリーン 22~33℃
ブルー 12~23℃
レッド 0~13℃
水鳥製シャトルの特徴
公式大会では、水鳥製シャトルしか使用しないので、普段から水鳥製シャトルで練習した方がいいです。
ナイロン製とは、比べて飛びが違うので少しでも感覚になれておく必要があります。
水鳥製シャトルの中にも公式大会に使用できるシャトルと一般専用のシャトルがあるので、水鳥製の中でも使い分けが必要です。
公式大会で使用できるシャトルは、日本バドミントン協会合格品だけです。
YONEX製品では、「TOURNSMRNT」、「NEW OFFICIAL」、「HI-CLEAR」の3つになります。
水鳥製シャトルは、ナイロン製シャトル以上に温度による飛躍距離への影響が大きいので、温度別のシャトルを用意しておかなければなりません。
水鳥製シャトルは、温度設定ごとに番号で分けられています。
公式大会では審判が試打をしてどのシャトルを使うかを決めています。
水鳥製シャトル 温度別適正分類表
1 33℃以上
2 27~33℃
3 22~28℃
4 17~23℃
5 12~18℃
6 7~13℃
7 7℃以下
シャトルを扱う時の注意点
シャトルの飛び方は、羽根の形状が飛び方に大きく影響します。
その為扱いが雑になってしまうと、シャトルの飛び方がおかしくなってしまいます。
適切な保存方法は、コルクが必ず下になるように縦置きして保存しなければなりません。
これを怠ると羽根が変形する可能性が高くなるので、ケースに入れているからと言って、シャトルの扱いには十分に注意する必要があります。
特に、羽根シャトルは値段も高いので丁寧に扱うようにしましょう。