実戦練習の目的と効果
本気の打ち合いをして成長する
試合や大会が近付いたら、実践的な鍛錬に取り組みましょう。
実践的に行う目的は、試合さながらの打ち合いに取組み中で、自分に足りない部分を探す事です。
弱点があるのは致命的なので、練習の段階で見つけて、どんなショットに弱いのかを調べることが大切です。
自分の弱点を正確に把握し克服することでプレーの完成度を高めることが出来ます。
実践練習に入るタイミングは、大会やリーグ戦が始まる一ヶ月前がベストです。
それまでに、ストローク・フットワーク練習を中心に体力と技術を充実させることが大切です。
様々な相手と打ち合い駆け引きを身に付ける
実践練習には、駆け引きを鍛える目的もあります。
対戦相手の様子を見て逆を突くプレーや、自分の得意なパターンに持ち込むための組み立ては、単調なラリーやノックでは得られないので、チームメイトやバドミントンの仲間と打ち合って身に付けることが大切です。
様々な相手と打ち合うのがポイントで、対戦相手のプレースタイルや癖、弱点などは選手によってそれぞれ異なるので、より多くの選手と打ち合う事で駆け引きの能力が向上します。
また試合形式の練習をする事には、試合に入りやすくなる効果もあるので、硬くなることなく、練習の延長のようにすんなりと試合に入れるので実力を発揮しやすくなります。
絶対勝つという気持ちで戦う
弱点の発見、駆け引きの上達、対戦相手の分析、などは実戦練習に取り組む事で得られます。
しかし、これらは全て本気で打ちあった時に得られる効果なので、手を抜いては練習になりません。
どんな対戦であれ、絶対に勝つという気持ちで戦うことが大切です。
本気で勝負すれば、勝った時には自信を得られますし、負けた時はどうして負けたのかを反省し次に生かせばよいです。
手を抜いた結果、リラックスできて強さを発揮する選手も中にはいますが、練習では強いですが、実際の試合でプレッシャーがかかった場面で負けてしまう事もあります。
常に試合に近いメンタルで実践練習に取り組む必要があります。